日帰りで富士山観光を計画中の方へ！
ドライブで効率的に巡れる定番スポットから穴場スポットまで、余すことなくご紹介します。絶景富士山を望む湖畔、神秘的な洞窟、そして地元グルメまで。ベストシーズンやおすすめの時間帯、富士山周辺の道路事情といったドライブに役立つ情報も解説します。この記事を参考に、最高の思い出になる日帰りドライブプランを見つけましょう。
富士山を日帰りドライブで楽しむため
富士山周辺は、四季折々の美しい景観と豊かな自然が楽しめる人気の観光エリアです。雄大な富士山を眺めながら、快適なドライブ旅行を計画しましょう。日帰りドライブを成功させるためのポイントをご紹介します。
ベストシーズンとおすすめの時間帯
春（3月～5月）
残雪の富士山と桜や芝桜のコラボレーションが美しい季節です。富士五湖周辺では、桜まつりなどのイベントも開催されます。ただし、春霞の影響で富士山が見えにくい日もあるため、天気予報を確認してでかけましょう。朝方は比較的空気が澄んでいるため、早朝ドライブがおすすめです。
夏（6月～8月）
登山シーズンであり、多くの観光客で賑わいます。新緑の美しい富士山麓をドライブしたり、ハイキングを楽しんだりするのもおすすめです。日中は気温が上がるため、熱中症対策を万全にしましょう。夕涼みがてらのドライブも快適です。
秋（9月～11月）
紅葉と冠雪した富士山の組み合わせが絶景です。特に、山中湖や河口湖周辺の紅葉は見事です。空気が澄んで富士山が見えやすい時期でもあります。早朝や夕方のマジックアワーを狙うと、より美しい写真が撮れます。
冬（12月～2月）
雪化粧をした富士山は荘厳な美しさです。ウィンタースポーツを楽しんだり、温泉で温まったりするのもおすすめです。路面凍結の恐れがあるため、スタッドレスタイヤやチェーンを装着するなど、安全運転に心がけましょう。晴れた日の午前中が、富士山が最も美しく見える時間帯です。
道路状況と交通情報
富士山周辺の道路は、観光シーズンや週末は混雑することがあります。出発前に最新の交通情報を確認し、時間に余裕を持った計画を立てましょう。カーナビや地図アプリを活用して、渋滞を避けるルートを選択するのも有効です。
駐車場情報
各観光スポットには駐車場が用意されていますが、満車になる場合もあります。事前に駐車場の場所や料金を確認しておきましょう。特に、紅葉シーズンやゴールデンウィークなどの繁忙期は、早めの到着がおすすめです。コインパーキングの情報も事前に調べておくと便利です。
山中湖
富士五湖の中で最も標高が高く、最大の面積を誇る山中湖。その広大な湖面には雄大な富士山の姿が映り込み、「逆さ富士」の名所として知られています。湖畔には遊歩道や公園が整備され、散策やサイクリングを楽しむことができます。また、夏には湖上遊覧船やカヌー、冬にはワカサギ釣りなど、季節ごとに様々なアクティビティが楽しめます。富士山を背景にした絶景の中で、自然を満喫できるスポットです。
アクセス
山中湖へは、車でのアクセスが便利です。中央自動車道「山中湖インターチェンジ」からすぐの場所に位置しています。東京方面からは約1時間30分、名古屋方面からは約3時間程度でアクセスできます。公共交通機関を利用する場合は、富士急行線「富士山駅」または「河口湖駅」から路線バスが出ています。
山中湖 花の都公園
富士山を背景に色とりどりの花々が咲き誇る「山中湖 花の都公園」は、山中湖畔に位置する入園無料の広大な公園です。四季折々の花々が楽しめるだけでなく、アスレチックやドッグラン、清流の里など、様々な施設が充実しており、ファミリーで楽しめる人気のスポットです。富士山を眺めながらの散策やピクニックもおすすめです。日帰りドライブの休憩にも最適な場所となっています。
花の都公園の見どころ
四季折々の花畑
花の都公園の一番の魅力は、広大な敷地に広がる季節の花畑です。春にはチューリップやネモフィラ、夏にはひまわりやラベンダー、秋にはコスモスやダリア、冬にはスイセンなど、一年を通して美しい花々を楽しむことができます。富士山を背景に咲き誇る花々の絶景は、写真撮影スポットとしても人気です。開花時期や見頃の情報は、公式ウェブサイトで確認しましょう。
詳しくは花の都公園公式サイトをご覧ください。
アクセス
花の都公園には、無料の駐車場が完備されています。車でのアクセスが便利です。電車の場合は、富士急線富士山駅または河口湖駅からバスに乗り、「花の都公園」バス停で下車します。
詳しくは花の都公園アクセス情報をご覧ください。
忍野八海（おしのはっかい）
富士山の雪解け水が8つの湧水池を作り出した忍野八海は、国の天然記念物、名水百選、新富嶽百景に選定されている景勝地です。世界文化遺産「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産の一部にも登録されており、年間を通して多くの観光客が訪れます。透明度の高い湧水池は神秘的な雰囲気を漂わせ、富士山と湧水池のコントラストは息を呑むほどの美しさです。それぞれ異なる名前を持つ8つの池を巡り、その神秘的な魅力を体感しましょう。お土産店や飲食店も充実しており、散策しながら地元の味を楽しむことができます。
8つの湧水池
忍野八海は、出口池、お釜池、底抜池、銚子池、湧池、濁池、鏡池、菖蒲池の8つの池から構成されています。それぞれの池には個性があり、異なる表情を見せてくれます。
忍野八海の詳しい情報はこちら：忍野村観光協会公式サイト
忍野八海周辺の楽しみ方
散策
忍野八海周辺は、自然豊かな散策コースが整備されています。湧水池を巡るだけでなく、周辺の田園風景や、雄大な富士山を眺めながらの散策もおすすめです。特に、春には桜、秋には紅葉と、四季折々の美しい景色を楽しむことができます。
写真撮影
透明度の高い湧水池、雄大な富士山、そして周囲の自然が織りなす美しい風景は、絶好の被写体となります。特に、早朝や夕暮れ時は、幻想的な雰囲気の写真を撮ることができます。
アクセス
詳しくは忍野村観光協会アクセス情報をご覧ください。
山梨県立富士山世界遺産センター
富士山の世界遺産登録を記念して建てられた施設です。富士山について、歴史や文化、自然など様々な角度から学べます。迫力ある映像やインタラクティブな展示も充実！富士山をもっと深く知りたい方におすすめです。
山梨県では、富士山の世界遺産としての価値を国内外に分かりやすく伝え、また、保全活動や調査研究の拠点ともなる施設「山梨県立富士山世界遺産センター」の整備を進め、平成28年6月22日開館いたしました。平成31年4月より、全館無料となりました。
施設情報
郵便番号：401-0301
住所：山梨県南都留郡富士河口湖町船津6663-1
駐車場：バス/29台 普通/78台(駐車無料)
営業/開館時間：9:00～17:00 (7月～8月 8:30～18:00、12月～2月 9:00～16：30）※最終入館は各閉館時間の30分前まで
定休日：南館（毎月第四火曜日）北館（年中無休）※南館は第4火曜日が祝日の場合、翌日が休館日になります。
アクセス
士急行線河口湖駅からバスで8分
中央自動車道河口湖ICから3分
東富士五湖道路富士吉田ICから3分
詳しくは富士山世界遺産センターアクセス情報をご覧ください。
河口湖
富士五湖の中で最も人気の高い河口湖は、都心からのアクセスも良く、周辺には観光スポットや宿泊施設、飲食店が充実しています。雄大な富士山を背景に、様々なアクティビティを楽しむことができ、四季折々の美しい景観が訪れる人々を魅了します。湖畔には遊歩道が整備されており、散策やサイクリングを楽しむことができます。また、遊覧船やカヌー、ボートなどのアクティビティも充実しており、湖上から富士山を眺めることができます。冬には「河口湖冬花火」が開催され、雪化粧した富士山と花火の共演は圧巻です。周辺には美術館や博物館、テーマパークなどもあり、家族連れにもおすすめのスポットです。
河口湖周辺の観光スポット
河口湖音楽と森の美術館
ヨーロッパの美しい街並みを再現した園内には、貴重な自動演奏楽器やオルゴールが展示されています。定期的にコンサートも開催されており、美しい音色に癒されることができます。庭園からは富士山と河口湖の絶景を望むことができ、写真撮影スポットとしても人気です。
詳しくはこちら
河口湖美術館
富士山をテーマにした作品を中心に、近現代美術の作品を展示しています。館内からは河口湖と富士山を一望することができ、美しい景色を眺めながら芸術鑑賞を楽しむことができます。
詳しくはこちら
アクセス
車でのアクセスが便利ですが、電車やバスを利用することもできます。中央自動車道河口湖ICから車で約5分。新宿駅から高速バスで約2時間。
河口湖 富士山パノラマロープウェイ
河口湖畔から天上山山頂までを結ぶ「河口湖 富士山パノラマロープウェイ」は、富士山と河口湖の絶景を堪能できる人気の観光スポットです。山頂からは、雄大な富士山の姿はもちろん、河口湖の美しい全景、さらには遠く南アルプスまで見渡せる大パノラマが広がります。四季折々の景色が楽しめるのも魅力で、春は桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪化粧と、訪れるたびに異なる表情を見せてくれます。ロープウェイで気軽にアクセスできるため、小さなお子さんやご年配の方でも安心して絶景を楽しむことができます。
展望台からの絶景とフォトスポット
山頂には「天上山公園 カチカチ山展望台」があり、まさに絶景！という景色が広がります。富士山と河口湖をバックに記念撮影ができるフォトスポットも充実しており、SNS映えも抜群です。
アクセス
- 富士急行線河口湖駅からバスで10分
- 富士急行線河口湖駅から徒歩で15分
- 富士急行線河口湖駅からタクシーで5分
- 中央自動車道河口湖ICより15分。
- 東富士五湖有料道路富士吉田ICより15分
詳しくはこちらも参考にしてください。
河口湖 富士山パノラマロープウェイは、富士山と河口湖の絶景を気軽に楽しめるおすすめのスポットです。周辺には、河口湖遊覧船や河口湖美術館などの観光スポットも多数ありますので、合わせて訪れてみてはいかがでしょうか。
大石公園
河口湖の北岸に位置する大石公園は、富士山と河口湖、そして季節の花々が織りなす絶景を堪能できる人気のスポットです。無料駐車場やトイレ、売店なども完備されており、ドライブの休憩にも最適です。雄大な富士山を背景に、色とりどりの花々が咲き誇る風景は、まさに絵画のような美しさ。写真撮影にも絶好のロケーションです。
四季折々の花々を楽しむ
大石公園の魅力は、なんといっても季節ごとに変化する花々の景観です。春にはチューリップや芝桜、夏にはラベンダー、秋にはコキア、冬には雪化粧した富士山と周辺の景色が楽しめます。特に、ラベンダーの見頃は6月下旬から7月中旬で、「河口湖ハーブフェスティバル」も開催され、多くの人で賑わいます。
河口湖畔の絶景を満喫
大石公園からは、河口湖越しに雄大な富士山を望むことができます。湖面に映る逆さ富士は、まさに絶景。特に、早朝や夕暮れ時は、刻々と変化する空の色と富士山のシルエットが幻想的な雰囲気を醸し出し、多くのカメラマンを魅了します。また、公園内には遊歩道も整備されているので、湖畔を散策しながら景色を楽しむこともできます。
富士山とラベンダーの絶景
夏の大石公園の代名詞といえば、ラベンダー。富士山を背景に紫色の絨毯のように広がるラベンダー畑は、息を呑むほどの美しさです。ラベンダーの香りに包まれながら、美しい景色を堪能することができます。ベストショットを狙うなら、早朝や夕方の時間帯がおすすめです。
アクセス
車でのアクセス：中央道河口湖ICより約20分
公共交通機関：河口湖駅より「河口湖周遊バス」で約30分、「河口湖自然生活館」で下車すぐ
駐車場：大型バス3台、乗用車30台（無料）
住所：山梨県南都留郡富士河口湖町大石2585
大石公園には、無料の駐車場が完備されています。ただし、観光シーズン中は混雑が予想されるため、時間に余裕を持って訪れることをおすすめします。また、公共交通機関を利用する場合は、富士急行線河口湖駅から路線バスでアクセス可能です。
精進湖
富士五湖の一つ、精進湖は、雄大な富士山を背景に静かで神秘的な雰囲気を漂わせる湖です。他の富士五湖と比べて最も小さく、ひっそりとした佇まいが魅力です。そのため、喧騒から離れ、静かに富士山を眺めたいという方にぴったりのスポットです。湖畔にはキャンプ場やホテル、ペンションなども点在し、ゆったりとした時間を過ごすことができます。特に、精進湖から望む逆さ富士は「子抱き富士」と呼ばれ、写真愛好家にも人気の被写体となっています。風のない穏やかな早朝に見られることが多いので、早起きして絶景をカメラに収めてみましょう。
写真撮影に挑戦したい方、購入前に試してみたい方はカメラのレンタルがおすすめです。
精進湖の魅力と楽しみ方
精進湖の魅力は、なんといってもその静寂さと雄大な富士山との一体感です。湖畔を散策したり、ボートに乗ったり、釣りを楽しんだりと、自然を満喫できるアクティビティが豊富です。また、周辺にはハイキングコースもあり、より深く自然に触れ合うことができます。特に、精進湖と本栖湖を結ぶ「東海自然歩道」は、富士山の絶景を眺めながら歩くことができる人気のコースです。ドライブで訪れた際には、ぜひ湖畔に車を停めて、ゆっくりと散策してみてください。
子抱き富士
精進湖の最大の魅力は、湖面に映る「子抱き富士」です。これは、大室山を「子」に見立てた逆さ富士のことで、条件が揃えば、まさに富士山が子供を抱いているかのような神秘的な光景を目にすることができます。子抱き富士を見るためには、風がなく湖面が穏やかな早朝がベストです。特に、秋から冬の空気が澄んだ時期は、より美しい逆さ富士が見られる可能性が高まります。早起きして、幻想的な風景を堪能しましょう。子抱き富士を撮影する際のポイントとしては、湖面に映る富士山の姿を美しく捉えるために、低い位置からの撮影がおすすめです。また、光の方向や周りの景色とのバランスも考慮しながら、ベストショットを狙いましょう。
アクセス
精進湖へのアクセスは、中央自動車道河口湖ICから車で約30分です。公共交通機関を利用する場合は、富士急行線河口湖駅から路線バスが出ています。精進湖周辺には無料駐車場と有料駐車場があります。無料駐車場は数が限られているため、特に観光シーズンの週末は混雑が予想されます。早めの到着を心がけましょう。
本栖湖
富士五湖の中で最も深く、透明度も高いことで知られる本栖湖。その神秘的な美しさは多くの観光客を魅了し、写真撮影の絶好のスポットとなっています。湖畔からは雄大な富士山の姿を望むことができ、特に「逆さ富士」は必見です。風のない穏やかな早朝に見られることが多く、その幻想的な光景は一生の思い出となるでしょう。また、千円札の裏面に描かれている富士山の図柄は、この本栖湖からの眺めをモデルにしていることでも有名です。
アクセス
本栖湖へは、中央自動車道河口湖ICから国道139号線を経由してアクセスできます。公共交通機関を利用する場合は、富士急行線河口湖駅から路線バスが出ています。
西湖
富士五湖の中で最も静かで神秘的な雰囲気を持つ西湖は、青木ヶ原樹海に隣接し、静寂と自然の美しさを求める人にとって理想的な場所です。他の湖に比べて観光客が少なく、落ち着いた時間を過ごせます。湖畔にはキャンプ場やボート乗り場があり、自然の中でアクティビティを楽しむことも可能です。また、西湖コウモリ穴や富岳風穴といった洞窟探検も人気です。西湖の最大の魅力は、その静寂と神秘的な雰囲気、そして富士山の雄大な景色です。日帰りドライブで訪れ、都会の喧騒を忘れ、自然に癒されてみてはいかがでしょうか。
アクセス
中央自動車道河口湖ICから車で約20分です。無料駐車場と有料駐車場があり、観光シーズンには混雑が予想されるため、早めの到着がおすすめです。
鳴沢氷穴
鳴沢氷穴は、富士山麓の青木ヶ原樹海に位置する天然記念物に指定された溶岩洞窟です。年間を通して氷点下の世界が広がり、真夏でも氷柱や氷の壁を見ることができます。国の天然記念物に指定されており、神秘的な雰囲気と自然の驚異を体感できるスポットとして人気です。総延長153m、環状型になっている洞窟内は、天井が低く狭い場所もあるので、ヘルメットの着用が必須です（無料貸し出しあり）。内部は滑りやすい箇所もあるため、歩きやすい靴で訪れるのがおすすめです。
鳴沢氷穴の見どころ
天然の冷蔵庫
鳴沢氷穴は、かつて天然の冷蔵庫として利用されていました。夏でも氷が溶けないことから、地元の人々は蚕の卵の貯蔵や種子の保存などに利用していました。洞窟内には、実際に使われていた氷の貯蔵庫跡を見ることができます。
氷柱と氷の壁
冬には、天井から滴り落ちる水滴が凍りつき、巨大な氷柱が形成されます。また、壁面にも氷の膜が張り巡らされ、幻想的な光景が広がります。これらの氷の造形は、季節や天候によって変化するため、訪れるたびに異なる表情を楽しむことができます。
溶岩の造形
鳴沢氷穴は、約1150年前の貞観噴火で流出した溶岩流によって形成されました。洞窟内には、溶岩が冷え固まる際にできた様々な形状の岩石や、溶岩流の痕跡を見ることができます。自然の力強さを間近で感じることができるでしょう。
竪穴と横穴
鳴沢氷穴は、竪穴と横穴が複雑に入り組んだ構造をしています。天井から差し込む光が洞窟内を照らし、神秘的な雰囲気を醸し出しています。狭い通路や急な階段もあるため、探検気分を味わうことができます。
鳴沢氷穴の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 住所 | 山梨県南都留郡鳴沢村8533 |
| 電話番号 | 0555-85-2301 |
| 営業時間 | 4月1日～10月15日 9:00～17:00（季節変動あり） 鳴沢氷穴公式サイトで最新情報をご確認ください。 |
| 料金 | 大人（中学生以上）350円、小人（4歳以上）200円 |
| 駐車場 | あり |
アクセス
詳しくは鳴沢氷穴アクセス情報をご覧ください。
富岳風穴
富岳風穴は、富士山麓の青木ヶ原樹海に位置する天然記念物に指定された溶岩洞窟です。総延長201m、高さは最大8.7mに達する巨大な洞窟内は、年間を通して気温が0～3℃ほどに保たれています。かつては天然の冷蔵庫として利用され、蚕の卵の貯蔵や氷の貯蔵が行われていた歴史があります。現在では、その神秘的な雰囲気と涼しさから、夏の人気観光スポットとなっています。
富岳風穴の見どころ
天然の冷蔵庫としての歴史
富岳風穴は、江戸時代から昭和初期にかけて、蚕の卵の貯蔵や氷の貯蔵に利用されていました。洞窟内には、当時の様子を再現した展示物があり、天然の冷蔵庫としての歴史を学ぶことができます。特に、夏に訪れると、その涼しさに驚かされるでしょう。外の暑さを忘れ、ひんやりとした空気に包まれる体験は、まさに天然のクーラーのようです。
溶岩が生み出した神秘的な景観
富岳風穴は、約1200年前の貞観噴火で流出した溶岩流によって形成されました。洞窟内には、溶岩が流れた跡や、溶岩棚、溶岩鍾乳石など、様々な溶岩地形を見ることができます。ライトアップされた洞窟内は幻想的で、自然の造形美に感動すること間違いなしです。天井から滴り落ちる水滴の音だけが響く静寂な空間は、神秘的な雰囲気をさらに高めています。
氷の柱
富岳風穴の見どころの一つが、冬季に形成される氷の柱です。天井から滴り落ちる水滴が凍りつき、巨大な氷の柱を作り出します。夏でも溶けることのない氷の柱は、自然の驚異を感じさせます。時期によっては見られない場合もあるので、事前に確認することをおすすめします。
富岳風穴の基本情報
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 住所 | 山梨県南都留郡富士河口湖町西湖青木ヶ原2068-1 |
| 電話番号 | 0555-85-2300 |
| 営業時間 | 4月1日～10月15日 9:00～17:00（季節変動あり） 富岳風穴公式サイトで最新情報をご確認ください。 |
| 料金 | 大人350円、小人200円 |
| 駐車場 | あり |
富岳風穴の詳しい情報は富岳風穴公式サイトをご覧ください。
富岳風穴は、鳴沢氷穴と隣接しており、合わせて観光することをおすすめします。どちらも自然が作り出した神秘的な空間を体験できる貴重なスポットです。特に、真夏の暑い時期には、涼を求めて訪れる観光客で賑わいます。周辺には、レストランやお土産店もあるので、ゆっくりと過ごすことができます。
アクセス
詳しくは富岳風穴アクセス情報をご覧ください。
富士山観光の地元グルメ
富士山周辺には、絶景と共に楽しめる美味しいグルメが豊富です。ドライブの休憩や締めくくりに、ぜひ地元の味を堪能してみてください。
吉田のうどん
富士吉田市を中心に愛されている郷土料理「吉田のうどん」。コシの強い太麺と、馬肉やキャベツなどの具材、味噌や醤油ベースのつゆが特徴です。薬味にすりだね（唐辛子味噌）を加えるのも定番です。リーズナブルな価格で多くの店で味わえるので、気軽に立ち寄れるのも魅力です。
ほうとう
山梨県の郷土料理である「ほうとう」も、富士山周辺で楽しめるグルメです。かぼちゃをはじめとした野菜と、平打ちの太麺を味噌仕立ての汁で煮込んだ、滋味深い味わいが特徴です。寒い時期には特に身体が温まります。
まとめ
この記事では、絶景スポットである山中湖、忍野八海、河口湖、本栖湖など、様々な角度から富士山を堪能できる場所をご紹介しました。富士山世界遺産センターで富士山の歴史や文化に触れたり、富士山パノラマロープウェイで空中散歩を楽しんだり、それぞれのスポットで違った魅力を体験できます。ドライブの休憩には、鳴沢氷穴や富岳風穴で涼み、より道の湯で疲れを癒すのもおすすめです。この記事を参考に、最高の富士山日帰りドライブプランを立てて、忘れられない思い出を作ってください。
