2024年3月のGoogleはコアアルゴリズムアップデートを簡単にまとめました。
このアップデートは、過去最大規模のもので、検索結果に表示されていたコンテンツの約40%が削除される可能性があります。
具体的な変更点としては、
- 期限切れのドメインの不正使用
- 大量生成されたコンテンツの不正使用
- サイトの評判の不正使用
の対処するための 3 つのポリシーです。
また、この新しいポリシーは、2024年5月5日より適用されました。
Googleの公式情報はこちら
https://developers.google.com/search/blog/2024/03/core-update-spam-policies?hl=ja
期限切れのドメインの不正使用
期限切れのドメイン名を主に検索ランキングを操作する目的で購入し、ユーザーにとってほとんどまたはまったく価値がないコンテンツをホストするために再利用することです。たとえば、医療サイトとして以前使用されていたドメインを購入して、以前の所有者によるそのドメインの評判に基づき、検索で上位に掲載されることを期待して、低品質のカジノ関連のコンテンツをホストするために再利用するといった行為がこれにあたります。
つまり、まったく異なるジャンルのコンテンツでなければ不正使用にあたらないという解釈をしています。
実際に、このアルゴリズムアップデート以降に、いわゆる中古ドメインでオウンドメディアを立上げましたが、今のところ特に悪影響は確認できておりませんので、同ジャンルのドメインで有益なコンテンツであれば問題ないとう事だと考えます。
大量生成されたコンテンツの不正使用
検索ランキングの操作を主な目的として大量のページを生成することを指します。この種の不正行為の主な狙いは、ユーザーとって価値がないかそれに等しい、どこにでもあるコンテンツを大量に作成することにあり、その作成方法は重要ではありません。
生成AIを利用することを規制しているわけではなく、「検索ランキングの操作を主な目的として大量のページを生成すること」とありますので誤認されないように注意が必要です。
サイトの評判の不正使用
ファーストパーティの監視も関与もないかほぼないとところに、サードパーティのページを公開することを指し、その目的はファーストパーティのサイトのランキング シグナルに乗じて検索ランキングを操作することにあります。このようなサードパーティのページには、スポンサー付きのページ、広告ページ、パートナー ページ、その他のサードパーティのページが含まれ、通常はホストサイトの主旨とは無関係で、ホストサイトの十分な監視や関与なく作成されており、ユーザーにほとんどまたはまったく価値をもたらさないものです。EO対策を行う際には、これらの変更点を考慮して適切な対策を講じることが重要です。